会社四季報を初心者が読んでみた

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初心者が株式投資を始める際、最初のハードルが銘柄選びだと思います。
「どこの株を買えばいいの?」という判断材料が初心者には乏しいですからね。

私の場合、最初は株主優待から好きな会社を探して買いました。それがケンタッキーフライドチキンでした。その後、長期株式投資さんの「オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資」という本を読んで、生涯保有したい永久保有銘柄17銘柄を中心に買い増している状態です。

次のステップとして、やっぱり自分で個別銘柄を選べるようになりたいですよね。個別銘柄を選べるということは、今現在保有している会社の業績内容とかも分析・判断できるようになるわけで、株式投資を勉強するなら避けて通れない道かなと思います。

各企業の業績判断は各会社の貸借対照表とか損益決算書とか決算書類を読めるようになればいいんだと思います。上場している企業は決算短信なる書類を公表するようになっているらしいのでそれを読むってことですね。

ただ今の自分にはまだハードルが高い。それよりも、まずは会社四季報を読めるようになるのが先かな?と思って、重い腰を上げて会社四季報を初めて買って読んでみました。あの辞書のような分厚さから、今までハードルが高そうと見て見ぬふりをしてきた感がありますが、初めて会社四季報を読んでみた感想などを記録したいと思います。

「見出し」チェック

会社四季報のメインの部分は上場約3900社の情報が全て載っているところです。そのために割けるスペースは1ページに2社、見開き状態で1度に4社分の情報を見ることができます。限りあるスペースに情報を詰め込んでいるので非常に細かいですが、情報が簡潔に凝縮されています。

それでもあの分厚さですから、1ページ、1ページめくっていくだけでも全社に目を通すのは大変な作業です。細かく見ていたら時間がいくらあっても足りません。なのでまずは見出しが大事なチェックポイントになっています。

見出しには【続伸】【最高益】などポジティブなワードから【下振れ】【減益】などネガティブなワードなど種類が様々です。この見出しは1社1社丁寧に取材をした東洋経済の記者さんが付けているそうで、要するにプロの目線で評価した見出しなので信用度が高い。なので、まずはこの見出しを最初のフィルターとしてチェックして注目企業を抽出するのがいいみたいです。

「業績」チェック

会社四季報の読み方は人それぞれですが、自分の場合、次に業績欄をチェックしました。
業績欄には過去3年の業績と今季予想、来年予想などが載っていて個々の企業の決算書を見なくても業績が伸びているかどうか素人でも判断できます。
これは四季報を読んでみて初めて知ったのですが、業績予想は会社側の予想と四季報の予想が載っていて、その乖離具合で会社予想が弱気か強気かも判断できるうようになっているんですね。
また会社予測よりも四季報予測の方が正確性が高いというデータもあるそうです。
正直素人には最も難しい業績予測は個々の会社の決算書と読むより、四季報を読んだ方が分かりやすいと自分は思いました。

「自己資本比率」と「有利子負債(借金)」をチェック

次に私が注目して見ていたポイントは「自己資本比率」と「有利子負債」です。
有利子負債は要するに借金で、これが多いと自己資本比率が低くなってしまいます。
借金が多い会社、現金をたっぷり持っていない会社は不渡りを出す可能性も考えられる。不渡りは2回で倒産ですから、そのリスクを回避するためにも自己資本比率が高く、できるだけ借金が少ない企業を探したい。
ただし自己資本比率は業種によって全然違います。超優良な製造業の会社は70%くらいあったりしますが、銀行業などは10%もありません。自己資本比率をどう見ればいいのかは、またあとで勉強したいと思っています。

会社四季報はアレに似ている

四季報には他にも細かい情報がたくさん載っていますが、1社1社細かく全部見ていては限がないので、まずは以上の情報をポイントを参考に1ページ1ページめくっていて思ったことがあります。
「この感覚、アレに似てるぞ!」

私が思った「アレ」とは競馬新聞です。実は私は競馬もやるので競馬新聞は普通に読めます。
競馬新聞は競馬をしない人でも見たことはあると思いますが、会社四季報と似てるくらい小さな文字で細かく情報が詰まっています。

なぜ会社四季報と競馬新聞が似ていると感じたかと言うと、プロの目線の評価が示されていることや過去の成績が載っている点などが似ています。

競馬新聞にはトラックマンと呼ばれる取材した競馬のプロが付けた評価が、◎〇▲△などのマークで記させています。これって四季報の「見出し」に該当する部分と同じですよね。

また競馬新聞にはレースや新聞にもよりますが、出走する各馬の直近過去5レースくらいの結果が記されています。そこには日付、コース、着順、タイム、馬体重、騎手など細かい情報が詰まっています。これって四季報の「業績」欄と似ています。

何を言いたいかというと「要するに慣れの問題だな!」って思いました。

私が競馬新聞を読めるようになったのも、いつの間にかです。実は私の地元では普通の地方新聞でも土日には競馬欄が掲載されていて子供でも競馬新聞が読める状態でした。なので私は小学生の頃から自然に競馬新聞を眺め、いつの間には読めるようになっていました。

会社四季報も毎号毎号ページをめくっていれば、自然に「この部分はどういう意味だろう?」と疑問点を潰しつつ読めるようになっていくんでしょうね。「覚えるよりも慣れる」が大事なのかな?って思いました。

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