節約とケチの違い

節約
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「節約とケチの違いは何か?」と問われて、明確に説明できますか?
節約とケチは似て非なるものですが、この意味をはき違えてしまうと、人間関係にも影響してしまいます。本多静六さんの「私の財産告白」では、節約とケチの違いをこのように説明しています。

節約とケチの違い「私の財産告白」より

”もとより吝嗇(りんしょく)と節倹とは別物である。
吝嗇は当然出すべきものを出さず、義理人情を欠いてまでも欲張ることで、節倹とは似て非なるもはなはだしい。
節倹は出すべきものをチャンと出し、義理人情も立派に尽くすが、ただ自分に対してだけは、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指すのである。”

ケチとは

吝嗇(りんしょく)とはケチという意味で、出すべきものも出さず義理人情まで欠いて欲張ることを本多さんはケチだと言っています。
「出すべきものも出さず」とは、例えば税金とか社会的に納めるべきものまで出そうとしない行為を指しているのだと思います。

節約とは

一方、節約は出すべきものは出す。払うべきものは払う。
しかし、自分には厳しく律して贅沢はしない。自分の身の丈に合った生活をすること。

まとめ

社会生活を送るうえで、出すべきもの(払うべきもの)まで出そうとしないのはケチ。
節約は出すべきものは出し、ただし自分には厳しく贅沢はしない。
この意味をはき違えてしまうと義理人情にも影響して人間関係にも影響してしまうので気を付けたいと思います。

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