本多静六 四分の一貯金法

参考書籍
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両学長のYouTubeで知った本多静六さんの「私の財産告白」という本を読んでみました。
この本で気になっていたのは、本多式「四分の一」貯金法という貯金法です。
バビロンの大富豪では「収入の十分の一を貯金せよ!」と唱えていますが、この本の著者本多静六さんは収入の四分の一を貯金して財を成したそうです。
マンガ版も出ているようですがKindle版で無料で読むことができました。有難い。

本多静六とは

江戸時代末期の慶応2年(1866年)、現在の埼玉県久喜市の農家で生れ85歳で亡くなりました。
日本では「公園の父」と呼ばれ、明治神宮や日比谷公園などの設計に携わったそうです。
東京山林大学(現東京大学)出身で、その後ドイツに留学しミュンヘン大学で博士号を取得。
25歳で東京大学の助教授となり、その後教授となって定年の60歳まで勤務。

25歳から始めた本多式「四分の一」貯金法で貯金を始め、40歳の時には貯金の利子や株式の配当金が大学の給料を超える。
60歳の定年を迎えた時、老後の生活費のみ残しほぼ全財産を公共事業に寄付。

その後、敗戦により非戦災者税という名目で全財産を没収される。
それでも「慢心と贅沢と怠惰(たいだ)とを厳に戒めさえすれば、どうやら120歳以上まで生きられそうだ。」という言葉を残す。

本多式「四分の一」貯金法とは

本多式「四分の一」貯金法は月給の四分の一を天引きで貯金する
さらに臨時収入があった場合は全額貯金する

貯金 = (月給×1/4)+(臨時収入全額)

貯金を成功するには

言われてみれば本多式「四分の一」貯金法は何も特別なことはありません。やれば誰にでもできます。
しかし実際、貯金を作れる人とそうでない人がいます。その違いは何なのか?

本多さんはこう言っています。
「貯金の問題は、要するに、方法の如何(いかん)ではなく、実行の如何である。」

要するに給料の何%を貯金するか?というような数字の話ではく、大事なのは「やるか!やらないか!」の違いということです。
本多さんはそれはやった!だから財産を作れた。
これは教訓として覚えておきたいと思います。

貯金の最大の敵は見栄

この本で覚えておきたいフレーズがもう一つあります。それがこちら。
「貯金生活をつづけていく上に、一番のさわりになるものは虚栄心である。」

要するに見栄ですね。

金・銀・銅に例えて、自分の値打ちが銀なのに金の生活にしない。
銀には銀の生活。できれば一歩引いて銅の生活をするくらいの方が貯金は貯まっていくという考え方ですね。

これは自分も含めて心当たりがある人多いと思います。
人間の見栄には限界がないですからね。周りの目を気にして見栄を張った生活をしていたら、そりゃー貯金は貯まりませんね。
貯金の最大の敵は見栄と言っても過言ではないと思います。私はそう解釈しました。

「私の財産告白」

私が最も興味を持っていた部分は本多式「四分の一」貯金法ですが、「私の財産告白」に書かれているのはそれだけではありません。
この本は投資本というよりは自己啓発的な部分が大きいと思います。
節約・倹約の考え方や心構え、貯金したお金の投資先なども書かれています。
本多さんは大学教授でしたが副業もしていました。毎日ブログ更新的な発想は今の時代にも通じる発想で参考になると思います。
また蓄えた後の財産の使い方なども紹介されています。

アマゾン >> 本多静六【合本版】私の財産告白 私の生活流儀 人生計画の立て方

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