人生「桃鉄」

投資とお金の話
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私が日頃イメージしている人生観について、ご紹介したいと思います。

それが人生「桃鉄」だな!

「桃鉄」とはテレビゲームの「桃太郎電鉄」シリーズのことです。
私も約50年生きてきましたが、長く生きると嬉しいこともありますが嫌なこともたくさん経験します。
一生懸命に生きていても成功もあれば失敗もあり、そこから学ぶのが人生。
桃鉄はスゴロク形式の人生ゲームですが、そんな要素が絶妙に取り入れられていて、繰り返しやり込んで悟ったのが、桃鉄はまさに「人生そのものだな!」という教訓です。

私は桃鉄が得意です。
ニンテンドーSwitchは持っていないので最近のバージョンはやっていませんが、若い頃はやり込んでました。短期決戦では負けることもありますが、30年以上の長期決戦ではコンピュータ相手ならほぼ負けません。コツを知っているからです。このコツは人生にも投資にも通じるものがあると思い今回ご紹介したいと思います。

桃太郎電鉄とは

まず桃太郎電鉄とはどんなゲームなのか、簡単にご紹介します。
桃太郎電鉄が最初に発売されたのは1988年らしいです。自分が中学生の頃ですね。
その後、色々なバージョンが発売され計20タイトルを超える人気シリーズになっています。

桃太郎電鉄は各プレイヤーが鉄道会社の社長となり、最終的に最もお金を稼いだ人が勝利というゲーム。毎月1回(年12回)プレーターンがやってきてサイコロを振ったり、アイテムカードを使ってミッションをクリアしながらお金を稼いで行きます。そこに他のプレーヤーからの妨害や、厄介な嫌がらせをする貧乏神というキャラクターが絡んできます。
プレー年数は最初に設定できるので、例えば30年で設定すれば最終的に30年後に最もお金持ちになっていたプレーヤーの勝利となります。

桃鉄勝利の方程式その1 進行形カードを集める = スキルアップ

桃鉄に勝利するためにはコツがあります。
ここからはコツを一つ一つ紹介して行きますが、そのコツこそが人生に通じる部分と重なります。

まず最初の一歩は「進行形カード」を集めるです。
桃鉄はサイコロを振って進めていくゲームです。スタート当初はサイコロは1個しか振れません。なので最高でも6マスしか進むことができません。しかし桃鉄の世界ではカードというアイテムが存在していてカードの種類は色々です。その中の進行形カードとは、サイコロを複数個振れるカードで2個振れるカードから5個振れるカードなど持っていればゲーム進行に有利に働きます。
カードの入手方法はスゴロクで黄色マスに止まって貰う方法や、カード駅で購入するといった方法があります。

桃鉄はスゴロクゲームなので機動力の大きさは勝利に直結します。
桃鉄で勝利するためには、まずは進行形カードをたくさん集めることです。

この進行形カードを集めるという行為、これは人生においては自分の能力を高めるという行為に通じると考えます。例えば資格。持っている資格の数が多ければ、できる仕事の選択肢も増えますし幅が広がります。ビジネスにおいても投資においても、情報収集やスキルアップは何歳になっても欠かせない要素だと思います。

桃鉄勝利の方程式その2 ゴールを目指す = 日頃の仕事をしっかりこなす

桃鉄はすごろくで決定したゴール駅に一番乗りすることでお金がもらえます。
数多くゴールすることでお金を増やしていくことを繰り返し続けていくゲームです。

人生においては、まさに日常の仕事ですね。目の前の仕事を一生懸命こなし、お給料をもらう。
その為には、他のプレーヤーよりも先にゴールを目指さなくてはいけません。

数多くゴールするためには、他のプレーヤーよりも有利にゲームを運ぶため、勝利の方程式その1の進行形カードの入手が重要になるということに繋がります。
人生においてもスキルが高い人が高収入を得るという点で共通する部分があると思います。

桃鉄勝利の方程式その3 貧乏神には近づかない = 上手い話には手を出さない

桃鉄には貧乏神という厄介なキャラクターが登場し、貧乏神に取りつかれると何かと邪魔をしてきます。貧乏神は定期的にキャラ変しキングボンビーに変身してしまうと最悪。今まで築き上げた財産をあっという間に吹き飛ばし借金地獄に転落してしまう可能性があります。
桃鉄で勝利するためには、とにかく貧乏神に憑りつかれないことが必勝条件となります。

貧乏神が憑りついてしまう条件は2パターンあります。
一つは貧乏神が憑りついている他のプレーヤーに触れてしまうこと。
もう一つはゴール駅に誰かがゴールした時、最もゴール駅から離れた位置にいること。

これも人生と同じですね。貧乏神が憑りついたような怪しい人物には近づかない
とは言え貧乏神は実生活では目に見えません。大概上手い儲け話をしてくるような人間は裏は貧乏神の可能性があります。「上手い話には裏がある」というのは古からの常。
そして日常の仕事もおろそかにすると自分が貧乏神になってしまいます。日々の生活も大事だと考えます。

桃鉄勝利の方程式その4 物件を買う = 投資の複利効果を体験

桃鉄で資産を増やす方法は大きく分けて2つ。
一つは、できるだけ多くゴールしてお金を稼ぐこと。
もう一つが、とにかく多く物件を持って決算で利益を得るということです。要するに運用です。稼いだお金は持っているだけでは増えません。運用で膨らます。現実社会と同じで投資することで資産が増えていきます。

できるだけ多くゴールするというのは、「桃鉄勝利の方程式その2」のとおりで、日常の仕事を一生懸命にやってまずは確実にお給料を稼ぐということです。

そして、もう一つの「物件を買う」というのは株式投資と同じです。
桃鉄では毎年3月に決算がやってきて、所有している物件の決算収益が入ってきます。現実社会で言う株主配当です。
現実社会と同じで最初の数年は配当は少ないのですが、地道に物件数を増やして行くと10年を超えたくらいからエッジが利いてきて毎年決算がやってくる毎に入ってくる額が右肩上がりで増えていきます。これがまさに複利効果。

現実社会でも数十年複利を利かせた投資をし続ければ得られる効果をゲームの世界で体験することができます。投資の破壊力・魅力をゲームの世界で感じることができるのが桃鉄の素晴らしさだと思います。

桃鉄勝利の方程式その5 貧乏神や不景気を受け入れる = 忍耐力を学ぶ

ここまで紹介した「桃鉄勝利の方程式1~4」を意識してゲームを進めれば桃鉄は勝てます。
短年勝負はサイコロ要素が大きいためそこまで勝率は上がりませんが、10年以上の長期対決ならこの方法で確実に勝利に近づきます。前半負けていても、10年後・20年後まくることは十分可能です。焦らず着実に物件を増やして行きましょう。

とは言え10年以上の長期決戦になると、やっぱりマイナス要因の出来事も発生します。
できるだけ貧乏神を避けてゲームを進めていても、タイミングによっては避けられない場面も出てきます。最後まで完璧にゲームを進めるというのも結構難しいです。でも、そういうマイナスの出来事も経験できるのが桃鉄の完成度の高さだと思います。

これも現実社会と同じですね。
どんな成功者でも、生れてから死ぬまで成功体験だけで終わる人間などいません。
誰しも必ず失敗体験は訪れます。成功とは、そういう苦い経験から得られるものだと思います。

あのスーパースター大谷翔平選手でさえ、身近にキングボンビーが憑いていたことに気づかなかったくらいですから。

また社会的要因での不景気などもありますね。
現実社会でもバブル崩壊であったり、リーマンショックだったり、大震災など個人ではどうにもならない不景気は訪れます。桃鉄では、そういう耐えるべき時というのも経験できます。

もし自分にキングボンビーが憑りついてしまっても、いづれは元に戻りますし、他のプレーヤーがゴールすれば別のプレーヤーに移動することもあります。不景気もいつかは元に戻ります。
桃鉄はよく出来たゲームで、そういう耐えること、忍耐力の大事さを学べるゲームです。
私は繰り返しプレーすることで不景気を受け入れるメンタル面の大事さを学ぶことができました。

人生「桃鉄」まとめ

このように私は桃鉄で人生の道しるべを学んだと思っています。
まとめておきます。

・「桃鉄」をやることで投資で資産を増やすということがイメージできるようになる。
・投資は長年続けると複利効果で数十年後には、もの凄い上昇曲線で増えるということを体験できる。
・ビジネスを成功するためには有効なアイテム(資格)を多く持っていることの有利さに気づく。
・貧乏神に憑りつかれると、今まで蓄えた財産が一気に吹き飛んでしまう怖さを体験できる。
・不景気など人生において誰しも訪れる、耐えるべき時をしのぐ忍耐力が身につく。
・資産を増やすための道しるべを体験できる。

最後に、桃太郎電鉄開発者のさくまさんの凄さに一ファンとして感謝したいと思います。ありがとうございます。

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