PIVOTという動画コンテンツをご存じでしょうか?
ビジネス系の動画を配信していてYoutubeでも見ることができます。
PIVOTの動画コンテンツの中でも、EXIT・りんたろー。さんと元TBSアナウンサー国山ハセンさんが聞き手のコンテンツは素人にも解りやすいので勉強になります。
で、先日元衆議院議員、杉村太蔵さんの回を見ました。
杉村太蔵さんって最近はサンデー・ジャポンのイメージが強いので、バラエティータレントの仕事もしていますが、元証券会社勤務で実際投資で富裕層になっているのをご存じでしょうか?
この動画の中で、個人的に気になるキーワードが出てきました。それが”流動比率”
杉村太蔵さんは、投資先を見極める目安に流動比率を意識しているそうです。
正直、流動比率というキーワードすら知らなかったので、今回「流動比率とは何なのか?」調べた結果などを記録しておきたいと思います。
流動比率とは
流動比率とは、流動資産を流動負債で割った値。
流動資産とは1年以内に現金化できる資産のこと。
流動負債とは1年以内に返済予想の負債残高のこと。
簡単に言うと、持ってる現金と借金の割合を表したものと考えて良いと思います。
流動比率が高ければ返済能力が高い会社と言えるので、倒産のリスクが低い会社と考えることができる。
流動比率の計算式
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
流動比率の目安
杉村さんは120%を目安に、それ以上なら潰れにくい会社という判断をしているそうです。ただし、その目安が何パーセントが正しいという正解はなく、人それぞれの考え方によって変わってくるそうです。調べてみると200%以上という考え方も多いようです。
いずれにしても流動比率は高い方が安心できるのは間違いないようです。
逆に流動比率が100%未満になってしまうと、その会社は持っているお金よりも借金の方が多い会社という見方ができるので危ないかも知れません。
流動資産と流動負債はどこで見ることができるのか
流動比率の計算は流動資産と流動負債があれば簡単に計算することができます。
でも、その数値はどこから拾えばいいのか?
初心者の私は、そこが疑問でした。
流動資産と流動負債は各企業の貸借対照表に載っています。貸借対照表はバランスシートとも呼ばれ、企業の財産を表したものです。
貸借対照表は簿記の知識があると理解しやすいのですが、幸い自分は遠い昔の高校時代に簿記を少し学びました。
上場している企業は決算短信や有価証券報告書と言った決算資料を定期的に公表しなければならない決まりになっています。その中に貸借対照表が載っているので、そこから数値を拾うと流動比率は計算することができます。決算短信は証券会社からリンクが貼られている場合が多いので、ログインして探してみてください。
気になる企業の流動比率
参考までに個人的に保有している銘柄や気になる銘柄の流動比率をいくつか直近の決算短信から計算してみました。
銘柄 | 流動比率 |
JT | 168% |
ブリヂストン | 213% |
コマツ | 217% |
三菱商事 | 143% |
任天堂 | 536% |
調べて解ったことなのですが銀行の貸借対照表には流動資産、流動負債という勘定科目がないんですね。確かに銀行は製造業のように物を作って売る商売ではないので、銀行の貸借対照表は特殊みたいです。
流動比率まとめ
- 流動比率は潰れにくい会社の見極めの目安になる。
- 一般的に流動比率は高い方が優秀な企業と考えられる。
- 流動資産、流動負債は決算短評などで公表されており誰でも簡単に計算することができる。
- 杉村太蔵さんの流動比率の目安は120%。
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