私のような投資素人には投資信託はとても魅力的な資産形成のツールだと思います。
運用はプロにお任せなので、素人でも長期運用の複利効果で資産を増やすことが十分に可能だからです。国が「つみたてNISA」という有利な制度を作ったのも、そういうメッセージだと思っています。
しかし投資信託と言ってもたくさんの商品数があります。日本には約6000本の投資信託があるそうです。その中には残念ながらダメな投資信託も存在するようです。ダメというのは儲からない仕組みの投資信託という意味です。
毎月分配金がもらえる投資信託「タコ足配当」とは
ダメな投資信託の代表が「毎月配当金がもらえる」と謳った投資信託です。
「毎月配当金がもらえる」と聞くと、一見「いいじゃん!」と思ってしまいますが、それがワナ!
確かに毎月配当金が出せるほど十分に運用成績を上げられていれば良いのですが、そう簡単なことではありません。このタイプの商品は、運用成績が上がっていなくても配当金を配ります。利益が上がっていないのに配当金を出すということは、積み立てた元金を削って配当金を出す仕組みになっています。
元金を削ってしまえば、複利効果が利いてこないので資産は増えて行きません。
この状態が、タコが自分の足を食べてしまう様子に例えて業界では「タコ足配当」と呼ばれているそうです。
特に、この「タコ足配当」タイプの投資信託は銀行窓口など対面式で販売されているケースが多いようで、私は近づかないことにしています。
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